場合によっては、ドキュメントを自分で作成するのではなく、GitHubにあるオープンソースライブラリの最新の完全なドキュメントをAIアシスタントが利用できるようにしたいことがあります。以下のコミュニティプロジェクトは、_どんな_リポジトリでもリモートMCPサーバーに変換し、オンデマンドでドキュメントをストリーミングできるようにします。
初回処理時間 – リポジトリがContext7またはGitMCPによって以前にインデックス化されていない場合、システムが自動インデックス化とRAG準備を実行するため、初期処理が完了するまでに時間(通常数分)がかかることがあります。

利用可能なサービス


Context7

Context7 Context7人気のあるオープンソースライブラリ(および多くのプライベートなものも)を自動的に取り込み、リモートMCPサーバーとして公開します。
クイックセットアップ – 以下の設定を使用して、お好みの環境でContext7の利用を開始できます。
~/.cursor/mcp.jsonにMCPサーバーを追加します:
{
  "mcpServers": {
    "context7": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@upstash/context7-mcp@latest"]
    }
  }
}

例:Context7をThree.jsと共に使用

Context7をインストールした後、以下のようにAIアシスタントにThree.jsのドキュメントを使用するよう指示できます:
回転するキューブを含む基本的なThree.jsシーンの作成を手伝ってください。
Context7を使用してください。
AIは回答を提供する際に、Context7に対して動的にThree.jsのドキュメントを照会します。

GitMCP.io

GitMCP GitMCPを使用すると、ドメインをgithub.comgitmcp.io(またはgithub.iogitmcp.io)に変更するだけで、どんな公開GitHubリポジトリでも完全な機能を備えたMCPサーバーに変換できます。ビルドステップやパッケージインストールは不要です。
プロティップ – GitHubのURLをGitMCPのURLに変更するだけで、ドキュメントに即座にアクセスできます!
{
  "mcpServers": {
    "threejs": {
      "url": "https://gitmcp.io/mrdoob/three.js"
    }
  }
}

例:Three.jsドキュメント

どちらのMCPサーバーを設定した後も、以下のワンショットプロンプトをCursor + Claudeで使用すると、改善が示されます:
キーボードコントロール(WASD)による移動が可能な、質感のある動的な都市環境を移動できる、リアルなキャラクターが登場するThree.jsシーンを構築してください。また、リアルな照明と微妙なブルーム効果も実装してください。

並べて比較した結果(GitMCP vs. GitMCPなし)

なぜ重要か – GitMCPは完全なThree.jsドキュメントをオンデマンドでストリーミングすることで、LLMに正確なAPI詳細(例:GLTFLoaderDirectionalLight.castShadowEffectComposerなど)を提供します。これらの情報は通常、利用できないか古い情報となっているため、大幅に高品質なコード生成が可能になります。

GitHub連携MCPサーバーの利点

これらのツールはいくつかの利点を提供します:
  • ドキュメント作成の手間なし:GitHubリポジトリの既存のドキュメントをそのまま利用
  • 常に最新:ドキュメントは最新のリポジトリバージョンから直接取得
  • オンデマンドアクセス:AIアシスタントは必要なときに必要な情報のみを照会
  • 幅広い互換性:GitHub上の事実上すべてのオープンソースプロジェクトで動作
  • 簡単な統合:IDEやAIアシスタントに簡単に追加可能